「結婚式をしない」は当たり前の選択肢に。二人らしい記念の形を見つけよう
ご結婚おめでとうございます。人生の新たな門出を前に、「結婚式、どうしよう?」と悩むカップルは少なくありません。「華やかな結婚式も素敵だけど、費用や準備を考えると気が重い…」と感じる方もいるでしょう。
もしお二人が「結婚式をしない」という選択を考えているなら、まず知ってほしいことがあります。それは、その選択がもはや少数派ではないという事実です。今や、結婚式をしないのはごく自然な選択肢の一つなのです。
「結婚式をしない」選択は、珍しくない
「ナシ婚」という言葉をご存知でしょうか。これは、挙式や披露宴といった、いわゆる「結婚式」を行わない結婚のスタイルを指します。
リクルートブライダル総研の「結婚トレンド調査2023」によると、挙式、披露宴・ウエディングパーティのいずれも実施しなかったカップルの割合は、全国推計で18.1%。つまり、およそ5組に1組のカップルが「結婚式をしない」選択をしています。
このデータが示すように、「結婚式をしない」ことは、周りと違う特別なことでも、寂しい選択でもありません。お二人らしい人生を歩むための、前向きで合理的な決断の一つとして社会に受け入れられています。そのため、「周りと違うかも…」と不安に思う必要はまったくないのです。
なぜ「ナシ婚」を選ぶカップルが増えているのか?
では、なぜ多くのカップルが「ナシ婚」を選ぶのでしょうか。その背景には、現代ならではの多様な価値観やライフスタイルがあります。
経済的な理由 結婚式の平均費用は300万円を超えます。この大きな金額を、新生活の準備やこだわりの新婚旅行、将来のための貯蓄など、お二人にとってより優先度の高いことに使いたいと考えるのは、非常に賢明な判断です。
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準備の手間と時間 多忙な中で、数ヶ月にわたって結婚式の準備を進めるのは大きな負担です。会場選びからゲストリストの作成といった煩雑なプロセスを避け、心穏やかに新しい生活をスタートさせたいというニーズも高まっています。
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価値観の多様化 「大勢から注目を浴びるのは苦手」「形式ばったセレモニーより、親しい人と心温まる時間を過ごしたい」など、結婚という節目に対する考え方は人それぞれです。画一的なスタイルに合わせるのではなく、自分たちらしさを大切にしたいという思いが、「ナシ婚」という選択につながっています。
大切なのは「何もしない」のではなく「二人らしい記念」を残すこと
ただし、重要なのは「結婚式をしない=何もしない」ではない、ということです。
結婚は、お二人の人生が一つになる、かけがえのない瞬間。この特別な節目を、ただ入籍手続きだけで済ませてしまうのは少し寂しいかもしれません。大切なのは、世間一般の「結婚式」という形式にこだわるのではなく、お二人にとって心から「やってよかった」と思える記念の形を見つけることです。
結婚式をしない代わりにやっておくべきことは、たくさんあります。それは、豪華なパーティでなくても、お二人の絆を再確認し、新しいスタートを祝い、お世話になった方々へ感謝を伝える素晴らしい機会となるでしょう。
この記事では、「結婚式をしない」と決めたお二人のために、後悔しないための具体的な選択肢を5つ厳選してご紹介します。費用を抑えながらも満足度の高い方法から、二人だけの特別な体験まで、きっとお二人にぴったりの記念の形が見つかります。

結婚式をしない代わりにやっておくべきこと5選【費用相場・体験談つき】
結婚式という形はとらなくても、二人の門出を祝い、大切な思い出を作る方法はたくさんあります。ここでは、先輩カップルが実際に選んだ「結婚式をしない代わりにやっておくべきこと」を、費用相場や体験談とあわせて5つご紹介します。
1. フォトウェディング:二人だけの「今」を形に残す
結婚の記念を美しい写真で残すフォトウェディングは、最も人気の選択肢です。結婚式当日と違い、撮影だけに集中できるため、リラックスした表情で理想の一枚を追求できます。
- どんな人におすすめ?
- 結婚の記念を形としてしっかり残したい
- 憧れのドレスや和装を着てみたい
- 人前に立つのは苦手だが、写真は撮っておきたい
- メリット・デメリット
- メリット: 費用を抑えつつ、好きなロケーションや衣装で撮影できる。準備期間が短く、手間がかからない。
- デメリット: 写真撮影がメインのため、家族や友人へ直接感謝を伝える場にはなりにくい。
- 費用相場: 5万円〜30万円 スタジオ撮影かロケーション撮影か、衣装の点数、アルバムの有無などで変動します。
- 先輩カップルの体験談 「桜が満開の時期に、思い出の公園で和装のロケーションフォトを撮りました。撮影だけに集中できたので、二人で楽しみながら自然な笑顔の写真をたくさん残せました。両親もアルバムを見てとても喜んでくれました。」(20代・女性)
2. 家族・親族との食事会:感謝を伝えるアットホームな時間
親しい人たちだけで集まり、美味しい食事を囲んで結婚を報告する食事会。派手な演出がなくても、一人ひとりの顔を見ながら直接感謝を伝えられる、心温まるひとときを過ごせます。
- どんな人におすすめ?
- 両親や親族にきちんと感謝を伝え、けじめをつけたい
- アットホームで和やかな雰囲気が好き
- ゲストとゆっくり会話を楽しみたい
- メリット・デメリット
- メリット: ゲストと密なコミュニケーションが取れる。準備の負担が少なく、費用も調整しやすい。
- デメリット: どこまでの範囲の親族を招待するかで、調整が難しい場合がある。
- 費用相場: 10万円〜50万円 招待する人数や、会場(レストラン、料亭など)のランクによって変わります。
- 先輩カップルの体験談 「両家の家族だけを招き、少し高級なレストランの個室で食事会を開きました。堅苦しい挨拶は抜きにして、お互いの家族を紹介し合いながらゆっくり話ができ、両家の絆が深まった気がします。費用も抑えられ、その分料理をランクアップできたので満足です。」(30代・男性)
3. 新婚旅行(ハネムーン)を豪華にする:二人だけの特別な体験
結婚式の費用を、二人だけのかけがえのない体験に投資するのも素敵な選択です。普段は行けない場所への長期滞在や、ホテルのアップグレードなど、二人の思い出をより色濃く刻むことができます。
- どんな人におすすめ?
- 二人だけの特別な思い出や体験を何よりも重視したい
- 旅行が好きで、非日常の空間で新しい門出を祝いたい
- メリット・デメリット
- メリット: 結婚式の予算を充てることで、旅の選択肢が格段に広がる。二人でゆっくりと将来について語り合える。
- デメリット: 家族や親族への結婚報告やお披露目の機会にはならないため、別途挨拶の場を設ける必要がある。
- 費用相場: 50万円〜100万円以上 一般的なハネムーンの相場に、結婚式で浮いた費用を上乗せするイメージです。
- 先輩カップルの体験談 「結婚式に使うはずだった予算で、憧れのヨーロッパ周遊旅行へ。現地の歴史的なホテルに泊まり、美味しいものをたくさん食べて…一生忘れられない10日間になりました。二人で新しい世界を見た経験が、これからの生活の糧になると思います。」(30代・女性)

4. 記念になる品物を購入する:日常に寄り添う一生モノ
指輪以外にも、二人の新しい生活を象徴する「記念品」を購入するカップルも増えています。毎日身につけるものや家で目にするものを選べば、日常生活の中で、結婚した喜びをふと感じられるでしょう。
- どんな人におすすめ?
- 形として残るもの、長く使えるものが欲しい
- 日常の中で、ふとした瞬間に結婚を実感したい
- メリット・デメリット
- メリット: 長く愛用でき、見るたびに初心を思い出せる。実用的なものなら新生活にも役立つ。
- デメリット: 「体験」としての思い出にはなりにくい。品物選びで意見が分かれる可能性もある。
- 費用相場: 10万円〜100万円以上 ペアウォッチやブランド家具、最新家電など、購入する品物によって大きく異なります。
- 先輩カップルの体験談 「お互いに長く使えるものが良いと話し合い、少し奮発して高級ブランドのペアウォッチを購入しました。仕事中もふと時計を見ると、パートナーの存在を感じられて心強いです。これから二人で同じ時を刻んでいく、という素敵な記念になりました。」(20代・男性)
5. 新生活や将来のために貯蓄・投資する:未来への賢い選択
結婚という節目に、イベントごとにお金を使うのではなく、二人の未来のために貯蓄や投資に回すという、非常に現実的で、未来を見据えた賢い選択です。
- どんな人におすすめ?
- 将来のライフプラン(住宅購入、出産など)を具体的に考えている
- イベントよりも、将来の安心や安定を優先したい
- メリット・デメリット
- メリット: 結婚式の費用を住宅購入の頭金や資産形成に充てられ、将来設計の大きなアドバンテージになる。
- デメリット: 「結婚の記念」という思い出には残りにくい。ロマンチックさには欠けるため、お互いの価値観のすり合わせが重要。
- 費用相場: 100万円〜300万円程度 結婚式で浮いた費用をそのまま充てるケースがほとんどです。
- 先輩カップルの体験談 「私たちは二人とも合理的で、結婚式の費用を将来の投資に回そうと決めました。浮いたお金を頭金の一部にしたことで、希望エリアのマンション購入の夢が早く叶いました。派手な記念はありませんが、この家が私たちの結婚の証です。」(30代・夫婦)
後悔しないために。「ナシ婚」の注意点と親への伝え方
「ナシ婚」という選択肢は一般的になりましたが、後から「ああすれば良かった」と感じないように、事前に注意点と対策を理解しておくことが大切です。ここでは、先輩カップルが後悔しがちなポイントと、円満な関係を築くための親への伝え方を解説します。
「結婚式をしない」と決める前に。よくある後悔ポイントと対策
勢いで決めてしまう前に、一度立ち止まって考えてみてください。以下によくある後悔のポイントと、それを回避するためのアイデアをまとめました。
後悔ポイント1:ウェディングドレスを着る機会がなかった 「やっぱり一度はウェディングドレスを着てみたかった」という声は、最も多く聞かれる後悔の一つです。
- 対策案: フォトウェディングを利用しましょう。挙式はしなくても、衣装を着てプロに写真を撮ってもらうだけで一生の思い出になります。家族だけの食事会でドレスを着るという選択肢もあります。
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後悔ポイント2:友人から直接お祝いしてもらう場がなかった 友人たちの結婚式に参列してきた人ほど、「自分の時はお祝いの場がなくて寂しい」「ご祝儀をもらいっぱなしで申し訳ない」と感じることがあります。
- 対策案: 友人だけを招いたカジュアルなパーティー(1.5次会)を開くのがおすすめです。会費制にすれば、ゲストの負担も少なく、気軽にお祝いの場を設けられます。
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後悔ポイント3:結婚した実感が湧きにくかった 婚姻届の提出だけだと、大きなセレモニーがない分、気持ちの切り替えが難しく「結婚した」という実感が湧きにくいと感じるカップルもいます。
- 対策案: 二人だけの「けじめの儀式」を作りましょう。婚姻届を提出した日に特別な食事をする、お互いに手紙を交換する、指輪交換の瞬間を写真に残すなど、節目となるイベントを企画することで、特別な一日として記憶に残ります。
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後悔ポイント4:親や親族に晴れ姿を見せられなかった 自分たちは満足していても、「親に晴れ姿を見せてあげられなかった」「親孝行ができなかった」という気持ちが後から芽生えることがあります。
- 対策案: 両家揃っての食事会を開き、感謝の手紙を読んだり記念品を贈呈したりする時間を設けましょう。フォトウェディングに両親を招待したり、立派なアルバムを作成してプレゼントしたりするのも大変喜ばれます。

円満に進めるための「親への伝え方」のコツ
「ナシ婚」を選択する上で、大きなハードルとなりやすいのが親への報告です。大切なのは、タイミングと伝え方です。
1. 伝えるタイミング 結婚の挨拶後、両家の顔合わせの前、もしくは顔合わせの場で伝えるのが理想的です。「結婚式はしないことにした」という事後報告は、親を軽視していると受け取られかねないため、避けたほうが賢明です。
2. 伝え方のコツ
- まず二人の意思を固める: なぜ結婚式をしないのか、代わりに何をしたいのか、理由と代替案を二人でしっかり話し合っておきましょう。
- 感謝と共に切り出す: まず「結婚を認めてくれてありがとう」という感謝を伝え、その上で「結婚式について相談したいことが…」と謙虚な姿勢で切り出します。
- 前向きな理由を伝える: 「お金がもったいない」などのネガティブな理由ではなく、未来を見据えたポジティブな理由として伝えるのがポイントです。
- OK例: 「結婚式にかかる費用を、これからの二人の新生活や将来のマイホームの頭金に充てたいと思っています」「その分、新婚旅行でゆっくり時間を使って、これからの人生について語り合いたいです」
- 代替案を必ず提示する: ただ「式はしません」と伝えるだけでは、親をがっかりさせてしまいます。「代わりに、両家でゆっくり話せる食事会を開きたい」「晴れ姿は写真でしっかり残して、アルバムにして贈るね」など、親の気持ちに寄り添った代替案を具体的に提示すれば、きっと安心してくれるはずです。
結婚は二人だけのものではなく、家族にとっても大切なイベントです。一方的に決定を告げるのではなく、「相談」という形で誠意をもって話すことで、きっと理解を得られるでしょう。
二人にとっての「最高の結婚の形」で、幸せなスタートを
結婚の形が多様化する現代において、「結婚式をしない」という選択は決して珍しいものではなくなりました。大切なのは、世間体や慣習に合わせることではなく、お二人が心から納得し、これからの人生を共に歩み始めるための「最高の形」を見つけることです。
この記事では、結婚式をしない代わりにやっておくべきこととして、後悔しないための5つの選択肢をご紹介しました。
- 1. フォトウェディング: 晴れ姿を写真に残すことは、二人や家族にとってかけがえのない宝物になります。
- 2. 家族との食事会: 育ててくれた家族へ感謝を伝え、両家の絆を深める貴重な時間です。
- 3. 豪華な新婚旅行: 二人だけの特別な旅行は、これからの夫婦生活の素晴らしい礎となるでしょう。
- 4. 記念品の購入: 日常に寄り添う記念品は、ふとした瞬間に結婚の喜びを思い出させてくれます。
- 5. 将来への貯蓄・投資: 未来への賢い投資は、安心できる生活基盤を整える、幸せな結婚生活の第一歩です。
後悔しない選択をするために、二人で話しておきたいこと
もし選択に迷ったら、一度立ち止まって、お二人でじっくりと価値観をすり合わせてみてください。以下の質問について話し合ってみるのがおすすめです。
- 私たちにとって、結婚において一番大切にしたいことは何だろう?
- 誰に、どのような形で「ありがとう」の気持ちを伝えたい?
- お金や時間を、何に使うのが一番「幸福度が高い」と感じるだろうか?
- 5年後、10年後、この選択を振り返った時に「これで良かった」と心から思えるだろうか?
結婚の形に、唯一の「正解」はありません。フォトウェディングと家族の食事会を組み合わせるなど、ご紹介した選択肢を自由にカスタマイズするのも素敵です。重要なのは、お二人が出した結論に双方が納得し、自信を持つこと。そして、その決断を支えてくれた家族や友人への感謝の気持ちを忘れないことです。
結婚は、お二人が手を取り合って歩む長い旅の始まりです。そのスタートラインは、豪華である必要はありません。お二人だけの最高の形で、素晴らしい門出を迎えてください。