「ナシ婚」は後悔する?しない?先輩カップルの本音を調査
「結婚はするけど、結婚式はしない」という「ナシ婚」。高額な費用や準備の負担を避けたい、自分たちらしい形を大切にしたいといった理由から、今や多くのカップルにとって当たり前の選択肢となっています。
しかし、その決断の裏で「本当にこれでよかったのかな?」「後から寂しくならない?」といった不安がよぎる瞬間もあるかもしれません。
この記事では、実際に「ナシ婚」を選んだ先輩カップルのリアルな本音を徹底調査。「ナシ婚」を選んだ人が後悔したこと・しなかったこと、その両面から実態を解き明かし、お二人が心から納得できる選択をするためのヒントを探ります。
なぜ今、「ナシ婚」が選ばれるのか?
そもそも、なぜナシ婚を選ぶカップルが増えているのでしょうか。その背景には、現代のカップルが直面する現実的な課題や、多様化する価値観があります。
経済的な負担の大きさ 結婚式の平均費用は約300万円超。この大きな金額を、新婚旅行や新居の購入など、これからの二人の生活を豊かにすることに使いたいという、合理的で堅実な考え方がナシ婚を選ぶ大きな理由です。
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準備にかかる時間と労力 結婚式の準備は数ヶ月から1年がかりの一大プロジェクト。共働きが当たり前の現代、多忙な中で準備を進めるストレスを避け、シンプルな形を選ぶカップルが増えています。
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価値観の多様化 「結婚式はこうあるべき」という固定観念が薄れ、大勢の前に立つのが苦手、形式ばったことが好きではないなど、自分たちの性格や価値観を尊重し、「心地よい形」を追求した結果がナシ婚という選択につながっています。
「後悔した」VS「後悔しなかった」リアルな声
明確な意思を持って選ばれるナシ婚ですが、実際に経験した先輩たちはどう感じているのでしょうか。調査では「後悔」と「満足」の両方の声が寄せられました。
【後悔した派の主な意見】
- 親や祖父母にウェディングドレス姿を見せられなかった
- 友人からきちんとお祝いしてもらう機会を失った
- 結婚した実感が湧きにくかった
- 人生の節目となるイベントを経験できなかった寂しさ
【後悔しなかった派の主な意見】
- 浮いた費用で、新婚旅行や新生活を充実させられた
- 準備のストレスがなく、二人で穏やかな時間を過ごせた
- 親しい人との食事会で、一人ひとりとゆっくり話ができた
- 世間体にとらわれず、自分たちの価値観を貫けた満足感
大切なのは、どちらが正しいかではなく、「自分たちにとって何が重要か」を見極めることです。この先では、これらの後悔や満足の声をさらに詳しく見ていきましょう。
ナシ婚で「やっぱり…」と後悔した7つのこと
「自分たちらしくて合理的」と納得して選んだはずのナシ婚。しかし、時間が経ってから心残りを感じるケースも少なくありません。ここでは、ナシ婚を選んだ先輩カップルが後悔を感じた7つのポイントを、具体的な体験談と共に紹介します。
1. 親や祖父母に晴れ姿を見せられなかった
「自分たちは満足していましたが、祖母が寂しそうに『花嫁姿、見たかったなあ』と呟いたのを聞いてしまい、申し訳ない気持ちになりました」(30代・女性)
ナシ婚で最も多く聞かれる後悔が、家族、特に親や祖父母に晴れ姿を見せられなかったことです。自分たちにとっては合理的な選択でも、子や孫の幸せな姿を見ることを楽しみにしていた家族の期待に応えられなかった、という罪悪感につながることがあります。
2. ウェディングドレスを着る機会を逃した
「当時はドレスに興味がありませんでした。でも、友人の結婚式でキラキラしたドレス姿を見るたびに『一度くらい着てみたかったかも…』という気持ちが芽生えてきて…」(20代・女性)
ウェディングドレスは、多くの女性にとって特別な憧れです。そのときは興味がなくても、後から友人の結婚式やSNSなどで花嫁姿を見るうちに、「一生に一度の機会を逃してしまった」と感じる方は少なくありません。
3. 友人からお祝いされる機会がなかった
結婚式は、大切な友人たちから祝福を一身に受ける貴重な機会です。ナシ婚の場合、友人たちが一堂に会して盛大に祝ってくれる場がありません。「お祝いしたいのに、どうすればいい?」と友人に気を遣わせてしまったり、ご祝儀をもらうタイミングに困ったりと、お互いに少し気まずい思いをすることも。祝福ムードに包まれる高揚感を味わえなかったことに、寂しさを感じる声が聞かれます。

4. 結婚した実感が湧きにくかった
「婚姻届を出しただけなので、生活は同棲の延長線のよう。夫婦になったという実感がなかなか湧きませんでした」(30代・男性)
結婚式というセレモニーは、社会的に「夫婦になった」と認められ、自分たちでもその事実を強く認識する儀式です。ナシ婚ではこのプロセスがないため、日常に大きな変化がなく、結婚した実感が伴いにくいことがあります。
5. 人生の節目としてのケジメがつかなかった
結婚は人生の大きな節目です。結婚式は、これまで支えてくれた人々へ感謝を伝え、二人で新たな一歩を踏み出す「ケジメ」の場でもあります。この区切りとなるイベントがないことで、「気持ちの切り替えがうまくできなかった」「なんとなく独身気分が抜けない」と感じるカップルもいます。
6. 周囲への結婚報告のタイミングや方法に困った
結婚式を行えば、それが関係者への正式な結婚報告となります。しかしナシ婚の場合は、「誰に、いつ、どの範囲まで、どうやって報告するか」を自分たちで決めなければなりません。報告が遅れて気まずくなったり、SNSでの報告を快く思わない人がいたりと、報告方法に頭を悩ませるケースは非常に多いです。
7. 普段は言えない感謝を伝える場がなかった
「改まって両親に感謝を伝えるのが照れくさくて…。結婚式があれば、手紙を読むという形で自然に気持ちを伝えられたのに、と後悔しています」(20代・男性)
結婚式は、育ててくれた両親や支えてくれた友人へ、普段は口にできない感謝の気持ちを伝える絶好の機会です。花嫁の手紙や記念品の贈呈といった演出が、そのきっかけを与えてくれます。この特別な場を設けなかったことで、「ありがとう」を伝えるタイミングを逸してしまったと感じる人は少なくありません。
一方で「ナシ婚で良かった!」心から満足している5つの理由
ナシ婚による後悔の声がある一方で、「ナシ婚にして本当に良かった」と心から満足しているカップルも非常に多く存在します。ナシ婚は「妥協」ではなく、「二人にとって最適な形を追求した結果」として積極的に選ばれているのです。
1. 数百万円の費用を、二人の未来のために使えた
ナシ婚を選ぶ最大のメリットは、金銭的な理由です。結婚式にかかる平均約327万円という大きな資金を、一日限りのイベントではなく、二人のこれからの生活のために有効活用できます。
- 新婚旅行の予算をアップし、一生の思い出に残る旅を実現した
- 新居の頭金や、質の良い家具・家電の購入費用に充てた
- 将来を見据え、堅実に貯蓄や投資に回した
「見栄や世間体のために大金を使うより、自分たちの未来に投資する方が賢明」という実利を重視するカップルにとって、ナシ婚は非常に合理的な選択です。
2. 結婚準備のストレスや喧嘩が一切なかった
華やかな結婚式の裏には、数ヶ月から一年に及ぶ大変な準備期間があります。この過程で意見が食い違い、喧嘩が絶えなかったという話は珍しくありません。
ナシ婚を選べば、この膨大な準備と精神的なストレスから解放されます。「結婚式の準備で揉める友人を何人も見てきた。私たちはその時間を、二人で穏やかに新生活について語り合う時間に使えたので、本当によかった」という声のように、新たな門出を穏やかに迎えられることは、今後の夫婦関係にとっても大きなプラスです。

3. 複雑な人間関係に悩まされなかった
結婚式の準備で特に負担が大きいのが「ゲスト選び」と「席次決め」です。「職場の上司はどこまで呼ぶべきか」「友人グループ間の関係性は…」など、考え始めるとキリがありません。ナシ婚であれば、こうした人間関係のしがらみや気遣いに頭を悩ませる必要がなく、純粋に二人の結婚だけを考えられます。
4. 自分たちのペースで「二人らしい形」を追求できた
結婚式は伝統や形式を重んじる側面がありますが、ナシ婚には決まった形がありません。だからこそ、自分たちの価値観を最優先し、オリジナリティあふれるお祝いの形を自由に創り出せます。
- 二人きりで海外へ行き、美しい景色の中でフォトウェディングを行った
- 両家の親と兄弟だけを招き、高級レストランでアットホームな食事会を開いた
- 入籍日に二人で思い出の場所を巡るデートを楽しんだ
世間の「当たり前」にとらわれず、「自分たちが本当にやりたいこと」を突き詰めた結果、結婚式以上に満足度の高い時間を過ごせたというカップルは数多くいます。
5. 大切な人にだけ、自分の言葉で感謝を伝えられた
「大勢の前で手紙を読むのは気恥ずかしい」と感じる人も少なくありません。ナシ婚を選んだカップルは、形式的な場を設けない代わりに、両親や親友など、本当に大切な人一人ひとりと向き合う時間を大切にしています。両親を旅行に招待したり、食事を共にしたりする中で、自分の言葉でじっくり感謝を伝えるのです。心のこもったコミュニケーションは、より深く相手の心に響き、忘れられない思い出となります。
後悔を回避!「結婚式の代わり」になる3つのアイデアと選択肢
「何もしないのは少し寂しい」「親や大切な人へのけじめはどうしよう」と悩むカップルも多いでしょう。結婚式をしないという選択は、決して「何もしない」ことと同じではありません。ここでは、ナシ婚の後悔を回避するための具体的なアイデアを3つ紹介します。
1. 【写真で形に残す】フォトウェディング
ウェディングドレスや和装を着て記念写真を撮影するスタイルです。結婚の記念を「形」として美しく残したいカップルに最も人気があります。
- スタジオ撮影:天候に左右されず、数万円から可能。
- ロケーション撮影:二人の思い出の場所や美しい景観の中で撮影。オリジナリティあふれる写真を残せます。費用は10万円~30万円程度が相場です。
メリット
- 費用を大幅に抑えられる
- 準備が手軽で、二人だけで進められる
- 理想の世界観を写真で表現できる
- 撮影データは結婚報告はがきなどに活用できる
デメリット
- 家族や友人へのお披露目の場にはならない
- ロケーション撮影は天候に左右される
「セレモニーは気恥ずかしいけれど、ウェディングドレスは着たい」というカップルに満足度の高い選択肢です。
2. 【大切な人だけで祝う】少人数での食事会
両家の家族やごく親しい友人だけを招き、レストランなどでアットホームな食事会を開く方法です。ゲスト一人ひとりとゆっくり会話を楽しみ、感謝を直接伝えられるのが最大の魅力です。両親への手紙や記念品の贈呈、指輪交換といったセレモニーを取り入れることで、けじめとしての意味合いも強まります。
メリット
- ゲストと密なコミュニケーションが取れる
- アットホームな雰囲気で感謝を伝えやすい
- 準備の負担が少なく、費用もコントロールしやすい(10名で20万円~50万円程度が目安)
- 親族へのきちんとしたお披露目ができる
デメリット
- 誰を招待するかの線引きが難しい場合がある
- 少人数でも会場探しや日程調整は必要
「派手な演出は不要だけど、大切な人には直接祝福してほしい」と考えるカップルに最適です。
3. 【感謝を伝える工夫】結婚報告と贈り物を組み合わせる
セレモニーや会食は行わず、報告や贈り物の仕方を工夫することで、丁寧な気持ちを伝える方法です。費用を最も抑えつつ、周囲への配慮もできるバランスの取れた選択肢と言えます。
- デザインにこだわった結婚報告はがき:フォトウェディングの写真などを使い、二人の言葉でメッセージを添えて送る。
- 心を込めた内祝い(結婚祝いのお返し):いただいたお祝いへのお返しに、メッセージカードを添えたり、相手の好みを考えて品物を選んだりする。
- 両家顔合わせの場を充実させる:顔合わせ食事会の最後に、両親へ記念品を贈呈する時間を設ける。
メリット
- 費用を最小限に抑えられる
- 自分たちのペースで準備できる
- 遠方の人にも、もれなく報告できる
デメリット
- 直接お祝いの言葉をもらう機会は少なくなる
- 相手によっては、物足りないと感じる可能性もある
これらのアイデアは「フォトウェディングの写真で報告はがきを作り、親族とは食事会を開く」のように、自由に組み合わせることも可能です。

大切なのは世間体より「二人にとってのベストな形」を見つけること
ここまで、ナシ婚の後悔と満足の声、そして結婚式に代わる選択肢を見てきました。結局、結婚式をする・しないのどちらが正解ということはありません。最も大切なのは、世間の「普通」に惑わされることなく、お二人が心から納得できる「自分たちにとってのベストな形」を見つけ出すことです。
「後悔」と「満足」の分岐点はどこにあるのか
「ナシ婚」を選んだ人が後悔したこと・しなかったこと、その体験談を分析すると、満足したカップルには共通点が見えてきます。それは、「なぜ結婚式をしないのか」「代わりに何を大切にしたいのか」という軸を二人で明確に共有し、周囲にも丁寧に説明できていることです。その軸さえしっかりしていれば、どんな形を選んでも、それはお二人にとっての「正解」となるのです。
後悔しないための「二人だけの答え」を見つける3ステップ
では、どうすれば二人だけの答えを見つけられるのでしょうか。以下の3ステップで具体的に考えてみてください。
ステップ1:二人の「大切にしたいこと」を言語化する
まずはお互いの価値観を正直に伝え合い、「結婚」という節目に何を重視したいかをリストアップしてみましょう。
- お金:結婚式以外に何に使いたいか?(新婚旅行、新居、貯蓄など)
- 時間・労力:準備にどれくらい時間をかけられるか?
- 人間関係:誰に、どんな形で感謝を伝えたいか?
- 思い出の形:どんな形で記念を残したいか?(写真、旅行など)
これらの問いを共有することで、「私たちカップルが一番大切にしたいのは、家族への感謝だね」といった具体的な方向性が見えてきます。
ステップ2:周囲への伝え方をシミュレーションする
ナシ婚を選ぶ際のハードルとなりがちなのが、親や親族への報告です。大切なのは、「結婚式はしません」と一方的に伝えるのではなく、「私たちはこう考えている」という前向きな代替案をセットで示すことです。
例えば、「結婚式はしない代わりに、両家の家族だけで温泉旅行をして、ゆっくり感謝を伝えたいんだけど、どうかな?」と提案すれば、ご両親も受け入れやすくなるでしょう。誰に、いつ、どう伝えるか、二人で考えておくと自信を持って話せます。
ステップ3:「する・しない」の二択で考えない
「ナシ婚」という言葉にとらわれず、もっと自由に発想してみましょう。結婚の形は無数にあります。
- フォトウェディング+親族との食事会
- 親しい友人だけのカジュアルな1.5次会
- 挙式はせず、家族旅行を兼ねた両家顔合わせ
- 結婚報告はがきと心のこもった内祝いで丁寧に報告
これらの選択肢をパズルのように組み合わせれば、費用や手間をコントロールしつつ、お二人らしさと周囲への配慮を両立させた、オリジナルのウェディングスタイルを創り上げることができます。
結婚は、お二人の人生の新たなスタートです。その門出を祝う方法が、一通りである必要はありません。世間体や常識にとらわれず、お二人だけの最高の形を見つけてください。